子ども相談室：３歳男児、気に入らないことがあると泣き叫ぶ

なるほど、参考になります

子ども相談室：３歳男児、気に入らないことがあると泣き叫ぶ

◇Ｑ・３歳男児、気に入らないことがあると泣き叫ぶ

　３歳の男児。気に入らないことがあると、泣き叫び、寝転び、いつまでも起き上がりません。ほうっておくと、本当にいつまでも泣いています。一人っ子のせいかな、とも思いますが、どう対処すればいいでしょうか。（兵庫県、祖母）
　◇Ａ・成長するにつれ改善、構わずほっておいて

　おばあちゃまからの投稿ですね。ご自分のお子さんのときとは違う、お孫さんの状況を心配なさっているのでしょう。



　小さいときからいわゆるカンが強いと言われる神経過敏なお子さんもいますが、３歳という年齢は自己主張が強くなるときでもあります。

　自我が出てきて「あれがほしい」「これはいやだ」と自分の気持ちを自覚します。同時に、思い通りにしたいのに、そうは事が運ばないのでキレたように激怒してしまいます。客観的に自分を見ることはまだできませんから、みっともないとか迷惑だなんて気にもしていません。ひたすら、自分を叫んでいるのです。

　泣き、叫び、寝転がることで気持ちを吐き出しているとも考えられます。おとなが戸惑い、思い通りにしてあげていくと、泣き叫ぶことが自分の思いを実現する手段だと学んでしまいます。ですから、こういうときはほっておくに限ります。必死で泣き叫んでいるときは、何を言っても耳に入っていきません。

　だいたいは２０分もすれば疲れ、気持ちも落ち着きはじめます。泣き声が静まったり、冷静さを取り戻したタイミングをとらえて「おやつにしようか」とか「お散歩にいこうか」などと気持ちを切り替えさせてあげてください。

　成長と共に、思い通りにならないことをあきらめられるようにもなっていきます。感情をコントロールできるようになります。一人っ子のせいというより、個人差ではないでしょうか。

ニュースソースはこちら