厚生労働省発表の
平成18年度児童相談所における児童虐待相談対応件数等をみると、全国の児童相談所で対応した児童虐待相談対応件数は、37,323件で、統計を取り始めた平成2年度を1とした場合の約34倍、児童虐待防止法施行前の平成11年度に比べ約3倍強と、年々増加しています。
また、内容相談別に見ると、身体的虐待が15,364件(41.2%)で最も多く、次いでネグレクトが14,365件(38.5%)となっています。身体的虐待の割合が減少傾向であるのに対し、ネグレクト、心理的虐待の割合は年々増加しています。
長野県のニュースですが、全国でその傾向があるということがわかります。具体的な対策はないのでしょうか?重大な社会問題のひとつですね。
児童虐待:相談数、大幅に増加 「心理的」「性的」増える--児相と市町村 /長野
県こども・家庭福祉課は29日、07年度の児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV、配偶者間暴力)の相談件数をまとめた。県内5カ所の児童相談所に寄せられた児童虐待の相談は、前年比2・2%減の535件で2年連続で減少した。
区分別では、暴力など「身体的虐待」が200件(37・3%)で最多。食事を与えないなど「保護の怠慢・拒否」(ネグレクト)が183件(34・2%)で続いた。心理的虐待や性的虐待も増加傾向にある。
主な虐待者は、実母が306件(57・2%)▽実父157件(29・3%)。虐待を受けた子供の年齢層は小学生が213件(39・8%)で最多。以下「3歳~学齢前」119件(22・2%)▽中学生93件(17・4%)▽「0歳~3歳未満」14・6%。
また、法改正に伴い相談窓口に加わった市町村への相談は、前年比25・1%増の828件(一部重複)と急増。県と市町村の合計では、前年よりも大幅に増加した。同課は「児童虐待への認知が広まったことで相談件数が増えている。虐待を発見したら速やかに通告してほしい」と話す。
一方、DVの相談件数は前年比4・0%増の1737件。夫から暴力を受けたという女性の相談が大半を占めるという。
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