信心深い人間に成長して欲しいですね。
四川大地震:妊婦の駆け込み寺…38の新しい命が誕生
中国・四川大地震の被災地の一つ、四川省什ホウ(じゅうほう)市にある羅漢寺で、地震発生の12日以降、妊婦が次々に運び込まれ、30日までに赤ちゃん38人が誕生した。1300年の歴史を持つ同寺は境内が広く、安全で静かなためで、境内のテント病院では、赤ちゃんの泣き声が響きわたっている。◇境内のテントで次々
テント病院を設置したのは医療施設「什ホウ市婦幼保健院」。保健院の代明甫主任(35)によると、地震で保健院の建物が損壊し、避難を余儀なくされた。妊婦や赤ちゃん二十数人が医師に付き添われ、寺に駆け込んだのは12日夜だった。
翌13日未明にはすぐ、寺の一室で座禅に使う板を手術台に、帝王切開の手術が始まった。だが余震が強かったため、急きょ境内にビニールシートの「屋外分べん室」を設営。早朝に女の子が生まれた。寺にはその後も妊婦が次々に運ば
れ、元気な赤ちゃんを続々出産。寺は妊婦や医師らに食事を無償で提供し、湯やベッドを準備するなど「テント病院」の運営を支援した。
寺では現在も約1450人が境内にテントを張って暮らす。大勢の被災者の傍らには、将来に希望を託す妊婦と新生児ら……。寺は他の避難所とは異なり、落ちついた雰囲気に包まれている。
寺の素全大師(41)は「困っている人を助けることは、『殺生はしない』という仏の教えにかなっている。多くの命が失われたが、ここで新生児が生まれることは、本当にうれしい」と話している。一方、代主任は「こんな(屋外での手術などの)経験は初めてだけど、心配の必要はない」と医療体制に自信を見せている。
※什ホウ(じゅうほう)のホウは「方」に「おおざと」ニュースソースはこちらPR
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